こんにちは、糸数です。
いきなり愚痴りますが、夜中に雨が降って朝になって晴れる。
これは雷様の性格が相当悪いか、もはや人間が見放されているかどちらかでしょ。
不快の極みでしょ。
まぁそれはいいです。
こうレッスンをさせて頂いていますと、様々なご質問を頂きます。
題名にもあるんですが、これは音を収録する際の方法です。
1、ライン録音
2、マイク録音
ラインというのは、ケーブルをミキサーやパソコンに接続して音を取り込みます。
マイクは文字通りマイクで拾った音を取り込む方法です。
ここまではいいのですが、問題は「マイクで録っても結局は波形(データ)になるじゃないですか、それならどうしてわざわざマイクでやるんですか」
ということのようです。
確かにそうです。
マイクであろうがラインであろうが、最終的にパソコンやミキサーみ取り込んだ音は波形の情報となっています。
そのお蔭で加工や書き出し、複製などが可能になっています。
ただし、ラインとマイクでは決定的に違う点があります。
ラインでは、初めから音を波形化して送っていますので、楽器の本来的な鳴りは情報となって来ません。
一方でマイクだと、生音を収録していますので、もちろんマイクの質にもよりますが本来の出音をそのまま録音出来ます。
「どういうこっちゃ」
と言われそうなので、簡単に説明すると。
音と言うのは振動です。
空気が震える事で耳に伝わっているので、楽器から波紋のように広がっていきます。
その広がった音には基音と倍音というのが含まれていて、全て必要な成分。
マイクで録るとその基音と倍音を拾う事ができるのです。
言い方を変えれば、繊細なダイナミクスまで余さず録音できるということですね。
一方ラインですと、どうしても倍音が十分に拾えません。
しかもラインで色々と繋げることで電気の流れに干渉が生まれたりします。
よくいわれる「音がやせる」原因のひとつです。
特にギター(エレキ)の場合、ラインで録るのかアンプの前にマイクを立てるのかというのは大きなテーマ。
「え、マイクが絶対いいじゃん!!」
というわけでもありません。
ラインにも大きな利点があります。
それは、ノイズがほとんど乗らないということ。
マイクで録音すると、周りの空気感まで拾ってしまいます。
そのため「サーっ」というノイズが発生します。
ラインではほとんどありません。
またマイク録りではマイキングを知っていないと残念な結果になります。
録音したい音響成分がどのように発せられているかを知らなければ効果的に録音することが出来ませんし、下手をするともこもこの音になったりします。
うーん。長いね。汗
ちなみにマイキングは使う機材の環境やスタジオの広さなどが関係し合って決定するので、正解がありません。
というか、いくつもあります…。
答えになったか不安です。
図説でもしないといけませんね。こりゃ。