始めたときがベストタイミング

投稿者: | 2016年9月30日

こんにちは、糸数です。

一難去ると、また一難ですね。

↑台風の話です。
こないだある方と話をしていて、「楽器を始めるのに、遅い年齢の境界」というトピックスを掘り下げていました。
その方はギターではないですがプロの演奏者で、5歳から楽器に触れ、40年以上のキャリア。
僕も一応、曲りなりにも17年ほどの楽器歴。(比べるとしょぼい…)

その方が言うに、「楽器を始めるのには10歳までに素質を伸ばしてやる必要がある」とのこと。

(え、僕ギター始めたの12歳です。とは口が裂けても言えませんでした。)

理由としては音感(音程に関係するピッチ感と、リズム感)は、鍛えてなければ生まれ持った状態からはレベルアップせず、10歳くらいを境に特にピッチ感は修正がききにくい。

らしいです。

音楽大学でも講師をしたり、幼児教育に携わっている方なので、「なるほどなぁ」と思う反面、いかにもクラシック界の人らしい考え方かなと思います。
というのも、クラシック界で生きていくにはオーダーが決まっていて、
1、幼児期から英才教育をうけ
2、10-14歳で国際的なコンクールで受賞歴あり
3、15歳までに海外留学経験
4、名門音楽大学に進学
5、プロオケに所属、もしくは海外へ

ほとんどこんな流れのようです。

少なくとも2、のプロセスがないとプロは脈無しというシビアな世界で、しかも金銭的にかなり恵まれていないと無理な経験も多々…。

要は10歳くらいで振るいにかけられるタイミングが来るのにもかかわらず、そこから初心者として初めても他と競えないでしょ、という論調ですよね。
現代のプロギタリストで、上のような華麗なる経歴を持った人が何人いるのでしょうか。

話を戻すと、確かに始めるのが早いのは、プロを目指すなら必要かと思います。
でも根本的に商業的な目的でやらないのであれば、遅いことはないと思いました。

どっちかというと、やらされて始めない分、遅く始める音楽は豊かで、自由で…っていうメリットがあるのになぁ…。
ということは、口が裂けても裂けなくても、言えません。笑

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