【小ネタ】安すぎて音が合わない?!クリップチューナーについて

投稿者: | 2021年3月27日

¥1,000以下で購入できる上に、挟み込むだけで調弦が出来ることで大人気のクリップチューナーですが、この安さだとどうしても気になるのがチューニングの精度…。

この安さで音合うの?というご心配を払拭すべく、クリップチューナーの精度を調査していきます。

結論、音はきちんと合う

クリップチューナーは”ピエゾ式”といって、弦振動を感知していますので、相当にまわりがうるさい場合を除けば、かなりの精度で合わせられます。

値段次第で精度が変わる、というは都市伝説です。

いや、ぼくのチューナーで合わせるとなんだか違和感あるから、やっぱり精度低いはずだ

それ実は、原因はチューナーにありませんでした。



モード設定のミス

チューナーは数種類の楽器に対応するようになっていて、簡単にモードの切り替えが出来ます。

楽器の設定を間違うと、音をきちんと合わせることが出来ない場合もありますのでご注意ください。

というか、どんな楽器でもクロマチックモード(C)にしていれば全く問題なく使えます。

フレット楽器の宿命

開放弦で音を合わせてあるのに、フレット上ではずれている部分がある
これはギターやベースなど、フレットで音程をとる楽器の宿命です。

フレットの位置はある程度計算されて打ち込まれてはいるのですが、精度の高くない楽器では、上述のようにコードのハーモニーが不安定に。

こういう場合はもはや諦めるしかないのか…

対策法3選

下記に記述したのはいずれも費用のかかる対策ですが、まれに「電池変えれば改善されました」という話もありますので、お金のかかる対策は慎重に検討してみてください。

①弦の張替え

弦は古くなると伸び切っていきますが、この状態だと音が合いづらくなりますので、2か月に1回くらいは交換したいところです。

②ナット再制作

ナットの溝の深さに不具合が生じる事で、音が合いづらくなります。
弦交換しても改善の無い場合はナット制作も視野に入れましょう。
ただしナットは専門外が踏み込むと色々な問題を誘発しますので、必ずリペアショップに相談してください!

③買い替え時…?

初めは起こっていなかった症状が出てくるというのは、経年劣化の一種でもあります。
リペアなどで費用がかかってくる際に「1万円で買ったギターを1万円でリペアするのも…」と感じる場合は思い切って楽器を買い替えても良いと思います。

安い安いクリップチューナーでも、音が合わないということは無いというお話でした(^_^)v


※高価なクリップチューナーの特長
「んなら逆に、高いクリップチューナーの存在意義はなんですかい!」
全てとはいえませんが、さらに高精度なチューニングのできるストロボモードや、全弦を一気にチューニングできるポリフォニックモードを搭載しているものが高くなる傾向にあるようです。


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