エレキギター選びに失敗したくない時にどうしますか?
ほぼ100%の人が「エレキギター 選び方」でググっていると思います。
そうするとたくさんの有益な記事が見つかって、役に立ちますよね。
『役に立つなら、なんの嘘もない』と結論付けるのは早いです。
なぜなら、エレキギター初心者の90%が1年後にギターを弾いていないからです。
※引用 Fender

もちろん本人の事情もあると察しますが、みんながググった記事が果たして本当に有益だったのか怪しいと思っています。
解説します。

ネットの記事は収益目的
完全にこれにつきるのですが、ネット上の記事の多くは商品を売るためのチラシです。
親切に解説していて「なるほどなぁ」と感心ているタイミングで突然商品リンクが出現します。


気になるから開いてブックマークしたり、そのまま購入した経験があると思いますが、こうすると記事元に利益が分配されます。
勘違いしないで欲しいのはアフィリエイトを否定しているのでは無い事です。
記事元の収益目的であっても内容に正当性があれば良いと思います。
たとえば『Instagramのアカウント消し方』みたいな唯一事実の記事は正当性があります。
ギターの選び方は唯一事実ではなく、いわば「どっちでもまぁ良いよ」みたいな感じで大半の記事が構成されています。
なので多くはランキング形式を設けていますよね。
でも実はギターの選び方は明らかなNGがいくつかあって、『どっちでも良いのでランキング』にするのは危険です。
次に解説します。
①ネックが変な反りかたをしている
②弦高が高すぎる
③オクターブピッチがずれている
これらの3点はエレキギターを始めるにあたっておさえるべき、3つのポイントです。
同時に、1年以上ギターが続くかどうかの分岐点でもあります。
何のこと?と疑問に思ったとおもいますので、1つだけ覚えてください。
『エレキギターは、調整しないといけない楽器』です。
調整する部分は、下記です。
■ネック
適正なレベルの(ちょっとだけ)順反りが好ましい
■弦高
音詰まりの無い程度に低めが弾きやすい
■オクターブピッチ
ずれていると話にならない
※楽器の調整
ピアノや管楽器、ヴァイオリンなどの楽器では「楽器は調整しないといけないよね!」というのが常識です。調整はメンテナンスの一環でもあり、楽器の良い状態を維持するために行っています。
一方で手軽に始められるギターではこの常識が浸透しておらず、調整ってなに?状態になっていて、知識の無いことで結果的にユーザーは自分の不利益を増大しています。
経験者なら購入してから自分でも調整できますが、初心者はやらないです。断言できます。
なので、初期状態でネックや弦高が適正でなければ、せっかく買ったのに早期に諦めます。
逆にちゃんと調整されているギターであれば、コードもスムーズに習得できたりするので、楽しく続けられます。
どんなに人気のギターでもちゃんと調整しないと弾きやすくならないので、買ってからリペアショップに持ち込むのもアリだし、初めから調整してくれるショップを利用するもの良いです。
ネット販売の場合、事前に問い合わせみて「ウチは調整やってないよ」なんと言うなら利用しないほうが良いかもしれません。
アフターサービスどころか、フロントサービスを疑いますよね。
でも、始めに挙げたネット記事の大半はこんな感じのショップに誘導していきます。
知識があると調べ方が変わる
ここまでを総括すると、ギターの調整が大切ということが分かりました。
今まで「ギター 選び方 初心者 おすすめ」とググっていたところ、”調整が大切”と分かった今は文言を変えられます。
「ギター 初期調整」
これで概ねOKだと思います。
あとは必要に応じてキーワードを足せば、調整してくれて、なおかつ好きな地域で好きな商品を安心して買える思います。
ギターの選び方は、”ネット記事の選び方”だと言い替えてもよいので、受け身にならずしっかり調べてみて下さい。
この記事が少しでも有益になれば嬉しいです。。