【YouTubeに騙されるな】楽器の練習は量より質より、〇〇が大切

投稿者: | 2022年1月8日

量か、質か?

楽器をもっと上達させたい!
と思ったときには練習が不可欠ですが、いつも議論になるのが量より質 or 質より量どちらが大切なのかという2極意見。

人気の講師系YouTuberさんたちがよく上げているタイトル付けには、しばしばこんな文言が見受けられます。

”時間をムダにする練習方法”
”一番効果的な練習方法”
”この練習方法、やめてください”
”一日〇〇分で上達する練習方法”

こう見ますと「量より質」のアイデアが動画サイトでは一人勝ちっぽく、これら流行りの動画の存在で楽器初心者さんたちにこんな感情を生み出しているようです。
それは、楽器ってもっとすんなり上達すると思っていた…という勘違いからくる失望です。

動画の功罪

しかしこれらの動画はどれも素晴らしいクオリティで作られており、説明されていることは納得感の強いもの。
こうした動画があってくれるおかげで、多くの人にとって楽器にチャレンジできるきっかけ作りになっています。
何事も始めることがなければ成りませんから、大きな功績だといって間違いないと思います。

一方で(罪というのは言い過ぎではありますが)、まるで楽器のイージーモードが存在するかのような見せ方は前述の失望に繋がっているケースもあります。
これについては配信側はもちろんのこと、見る側には注意が必要です。

配信者さんはどんな人か?

なぜ注意する必要があるのか、答えは簡単。
それは、動画配信している人のほぼ全てが途方もない練習量をこなした結果、その良質さについての基準を見出すことができた、という事実があるからです。

ひとつの事を一生懸命に取り組んだ経験のある人であれば、物事の習得にイージーモードが無いことは想像できると思います。
単純で膨大な反復練習の先に、身体の効率的な動かし方のヒントが隠されている。
難解な問いかけに挑み続けた結果、さらに高難易度な問題を解くことが出来る。
当然、楽器も同じです。

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練習”量”とは

今一度、議論の入り口に立ち返ってみます。
楽器における十分な練習量とはいったいどんなイメージでしょうか。

これについては反論があると思いますが、私としては「楽しい限り」だと考えています。
プロを目指すならばその先の義務感、焦燥感を根拠に練習を積み重ねればいいと思いますが、趣味で楽器を始めたい人にとって楽しくない練習は苦痛です。

苦痛は結果的に早期の楽器離れを引き起こしせっかくの努力も実りません。

練習”質”とは

一方、良質な練習とは何か。
これは上記の内容と非常に密接で、練習が楽しい!と思える事すべてが、あなたにとっての良質な練習方法です。

人は楽しい事であれば自主的に学び、楽しい事はすんなりと吸収でき、逆もまたしかりです。
質が高い練習というとつい、 ”ムダなく””効率的で””一日〇〇分くらいで”上手くなれた方がいいと考えがちですが、ムダがあってもたとえ非効率でも、楽しい練習を楽しいだけやることが肝心だと思います。

続けること

量や質についてお話してきましたが、本記事のタイトルにある通り、もう一つ重要な要素があります。
それが「楽器を続けること」です。

どうしても楽器を楽しめない時もあるし、時間が無い人もいると思います。
そういうときには積極的に楽器を休み、自分にとって楽しい時間のお供に楽器を置いて欲しいと考えています。

これはまた議論のあるところですが、楽器は何も弾くだけが全てではないと思います。
弾くのはやめたけど、部屋に飾ることで彩りとし、たまに磨いているだけで何となく楽しいというのも楽器の魅力。
そうした距離感でも楽器との関りをもちつづけてくれれば、いつかまた手にとってみようと思うかもしれません。

教室と講師の役割

いつのタイミングで音楽をするにしても、動画鑑賞や楽しい自主練習に加えて音楽教室で講師と関わることで新たな知見があると思います。
楽器に関わった人にはそれぞれエピソードがあって面白いものですが、講師もまた、数奇な物語を持っています。

楽器の楽しみ方のひとつに、音楽の先生を持ってみるのも面白いかもしれません。

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