こんにちは、管理者の糸数です。
今回は当教室が、いかにしてオリジナルテキストを作り始めたか、というお話を簡単な沿革にして書いてみたいと思います( ˘⊖˘) ..
大手の音楽教室に通った経験
昔々、僕も大手の音楽教室へギターを習いに行ったことがあります。
そこではしっかりとしたカリキュラムがあり、学校の授業のように講師が内容をリードしてくれて、毎回少しずつテキストを進めていくといった模範的なレッスン内容でした。
そこでは経験者だった僕も基礎を中心に習ったので、ありがたい方法だったと思っていた反面、せっかくのマンツーマンレッスンなのに柔軟性に欠けるなぁという印象の方が強く残りました。
「テキスト以外のことをレッスンすると怒られちゃうんだよね…」
と困った顔をされたのを今でも覚えています。
柔軟性こそ個人レッスンの醍醐味だ
かくして生徒側だった私も、この10年後にギター講師として歩み始めました。
何でも教えます、の難しさ
「生徒さんの要望に沿って、オリジナルテキストを作ります」
「知りたいことは何でもレッスンに盛り込めます」
開講当初「自由度を高めれば高めるほど、生徒さん一人ひとりに楽しんでもらえる」と信じていた私は、オリジナルテキストでのレッスンを開始。
生徒さんが一人、また一人と増えるうちに、これで良かった!と確信しました。
しかし、ありがたくも生徒さんが増えれば増えるほどにテキストを書く時間が膨大になり、全く追いつかない…。そうして開校約1年で大きな決断を迫られることになりました。
1、オリジナルテキストを諦める
2、オリジナルテキストと心中する
要するに画一的な教科書を作ってしまって、本に沿ってレッスンをするという、僕がかつて受けたレッスン形態を模倣するか、このままオリジナル教材を継続するか。
教材は変えずに、自分が変わる
やはり自分の信じたサービスは一切変えずに、考え方を変えました。
つまり「オリジナル教材が書けない場合は、新規生徒さんを取らない」という覚悟です。
「でもさ、新規生徒さんを獲得しないと食っていけないよね…。」
「あ、耳コピと能力を高めればいいんやん」
そうして、どんどんスキルアップをして、気づけば生徒さんが40名くらいになったころ、新しい問題に直面しました。
体と部屋が足りない
仲間を募ることに…
これ以上生徒さんを増やしても、肝心の予約が取れない…。そんなギリギリまできた頃、当初からの目標でもあった他楽器のレッスンを開こう!ということで講師さんを探し始めることになりました。
▼面接内容
「オリジナルテキスト、作れますか?
「いかなる内容でも対応できますか?」
「なんか良い感じの弾いてください」
現在在籍してくれている講師さんたちは、皆それぞれに多くの生徒さんを抱え、すべての生徒さんに合った授業内容を常に模索してくれています。
この困難な道のりを進んでくれる仲間がこんなにもいるなんて思ってもいなかった、というのが正直な気持ち。。。
ひとりだけで悩んでいたオリジナルテキストへの挑戦も、今は素晴らしい講師陣と一緒に、これからもっともっと続きます。