人にものを教える

糸数です。こんにちは。

こないだ生徒さんと話しをしていて「なるほど」と思わされたことがありました。

会話の内容を紹介します。
生徒A 「最近youtubeとかで、演奏の解説動画とかあるじゃないですか。あれを見てみてもいまいち分からないところがあるんですよね。」
僕 「ふむふむ、例えばどんなポイントでしたか?」
A 「口ではうまく説明できないんですけど…、なんか教わりたいのはそれじゃないんだけどなって感じです。説明通りにやってみても動画の人みたいには演奏できないですし。」
僕 「つまり教わりたい事が聞けないってことですかね?」
A 「そうっすね。動画なんであたりまえなんですけど。笑」
僕 「でも中には、自分のためになるなぁ!という物もあるでしょ?」
A 「ん~、、実際ぼくにとってはないかもです。自分のレベルが足りないからでしょうけどね」
僕 「謙虚な。笑 でも解説動画っていうのは、弾けない人のための物が大半なので、Aさんにとって価値が低いというのはいけませんよね。それでは結局あまり意味なさそう。」
A 「教室だと、何回も聞けることと、違った角度から説明し直してくれるので良いですよね。」
僕 「同じ説明だと飽きちゃうでしょ。笑」
A 「確かに、動画見てても2回目以降は説明を聞いてない事が多いですね。同じことを説明されても、それで出来ない場合はどうすれば良いか分からなくなってしまいます。」

といった内容の会話。
なかなかこれは痛いところを突く。という内容です。
というのも、演奏の解説動画というのはAさんが指摘した通り以下の欠点があります。

1、解説が不明瞭な場合、音を頼りにするしかない

2、説明されているポイント以外が気になっても説明されない

 

いずれも初心者のとっては致命的な欠点かもしれません。

なぜなら、上記が不足する事で、動画を見ている人は演奏者の音から情報を得る必要があるからです。
これは上級者の領域かもしれませんね。
ところがすごいメリットもあります。
1、いつでも確認できる(削除されない限り)

2、ほとんど無料である※
※通信料などを除外しています。

 

これらは僕の様にマンツーマンで教えている講師にとっては、絶対に実現できないメリットでもあります。

これらに価値を見出す事のできる動画に関しては、素直に「すごい良い動画だ」と思っていますので、よく生徒さんにも紹介したりしています。

但しAさんが問題としているのは「コンテンツの内容が初心者向けになっていない物がある」ということのようですので、そうなると上の2つのメリットは全く輝きません。
思うに、初心者の方が求める要素はいくつかあって、その中でも最も重要な事は「説明されたことを実践し、それが正解かどうかを示してくれる」という事だと思います。

ピッキングはこうやります、と説明されてやってみたところ、講師から「それで合っているよ」と言われて初めて「できた!」と実感することがファーストステップに必要なんだと思うからです。

思えば今まで、人から何かを教わった時には近くで「それで正解」と言ってくれる人がいました。

家では両親。

学校では友人や教師。

仕事なら上司、お客さん。
生徒さんにとっては僕がその存在であり、また今の僕にとっては生徒さんがその人であるのかもしれません。

改めて、人に何かを教えさせて頂くというのは相当に大変なことだと感じます。

秋のセッションイベント!

こんにちは、糸数です。

この猛暑にくたびれること甚だしい7月のスタートです。
何回も書いてますが暑さは楽器の敵。

ギターに関しては塗装割れるしネック曲がるし汚れ浮いてくるしとカオスです。

保管には十分に注意を。

以前アナウンスした当スクールのセッションイベントですが、10月の土日で開催しようかなと思っています。

詳細は決まり次第通知しますが、多分ほとんどは生徒さん同士のコミュニケーションの場となる予定で、ギターは「じゃあそろそろ…」という感じで弾きたいと思います。
とても楽しみですが、みなさんお忙しいので人数が集まるか不安でもあり…。

セッションというのは基本的に演奏者が、詳しい打合せなしに「せーの」で演奏するというものですが、うちでは予め課題曲が決まっています。

その中で、決まったフレーズでもいいし、自由に弾いてもOKというルール。

しかも伴奏もあるので、もし弾き詰まっても相手には迷惑が掛かりません。

なので、厳密にはセッションではないのですがそこはなんとか許して下さい。(汗)

レスポールのこと(続)

こんにちは糸数です。

ついに降りだしましたね。
さて、今回は僕自身あまり馴染みはないですが、レスポールについて書きたいと思います。

レスポールというとGibsonですが、形状が同じモデルは色んなブランドがリリースしていますね。
実は以前、レスポールについて短い記事を書きましたが、今日はもうすこし突っ込んで。

前回書いたのはこんな話題
1、ピックアップが「ハムバッカー」

2、弦はテイルピースから通して張る

3、ボディトップ・バックという概念の登場
おもしろそう…と思ったら過去の記事読んでみて下さい。笑
さて、今日はこんな感じです。


4、ミディアムスケールの効果
レスポールはストラトなどに比べると少しスケール(ブリッジからナットまでの長さ)が短い。
これによって弦にかかるテンション感がよりタイトになり、まとまった音粒を得られやすいです。
また押弦も比較的楽ちん。
スケールが短いことでハーフダウンチューニングなどでも弦の暴れが少なくなるので、へヴィな曲をやる人にはいいかもです。


5、ヘッド角がついている
「ヘッドつの」ではありません。ヘッドの角度のことです。

ストラトやテレではヘッドはネックの延長上ストレートに設計されていますげ、レスポールは角度が付いています。
これによりナット部分にかかるテンションが強くなり、弦の無駄な共振が押さえられ、倍音が整います。

倍音=ある音のさらに高周波数域で響いている音(要は響きです)


6、アーチド・トップ
ボディ面に傾斜が付いており、ふくらみがある様に見える形状のことです。

これはほぼ見た目の特性と言い切っていいと思います。
非常に美しい。
ルネサンス期の芸術は直線に対する曲線の配置がテーマですが、レスポールもそうです。

立体的で生き生きとした存在感がありますね。
また、アーチ形状の効果により〇〇サンバースト系の発色がめちゃキレイになります。


さて、
そろそろ欲しくなってきそうなので、やめとこう。

カポのすすめ

糸数です。こんにちは。
特にアコギ奏者の方に多いかと思いますが、弾き語りがしたい!!という方で、「E♭7」とか、「A♭M7」みたいな一筋縄ではいかないコードに苦戦した経験がある方も多いでしょう。
そういう時はカポを使うのもありです。
カポというのは0フレット位置を変えることが出来るアクセサリーで、これを使う事でコード進行を簡素化出来ます。
音レポに載せてみましたので、どうぞ。

 
ただ、音レポにも書きましたが、カポは付けるとかなりの確率でチューニングが狂います。

付けた状態でチューニングして外すと、当然また狂います。

これに泣かされるのが嫌な方はクリップチューナーを手に入れて下さい。

ヘッドに付けたままにしておけるので、チューニングが超楽です。

(また今度音レポに載せます!)

「いや、おれはあえて難しいコードに挑戦するぜ!!」

というのもOKでしょう。

僕としては、カポを付けた状態だとスケールが短くなることで得られるタイトなコード感が好きでたまに使っています。
ちなみにカポは安い物だと千円以下で見つかりますので、この夏、是非弾き語って下さい。

こういう見方から その2

糸数です。こんにちは。
前回の記事を続編っぽく終わったわりに、続きの更新に1週間かかっているとは。

文章力が無いのはつらい。

はい。

前回の話で、単に出来ないというのにもアプローチの方法がいくつかあるという事に触れました。

では具体的にはどうするのか。

(出来るだけ短く書きます)

1、力学的なアプローチ

前回のシチュエーションにならい、Fは弾けるのにDが無理だ!のパターンでいます。
もちろんDに限りません。
例えばGが苦手とかでもいいです。
Dが押さえられない理由は多くの場合これです。
指先に力が入らないことで高音弦に負ける

もうこれ以外力学的な理由はないと言えます!!!!!

(↑断定すると人は必ず間違いますが、あえてね。)
対策もひとつです。

「指先が固まるまで弾く」です。

自分で書いてあきれますが、根性論も必要でしょう。
当然ですが、指先が固まることで驚くほど押弦は楽に。

自ずと力も抜け、指はスムーズに動き始めます。

はい。

2、技術的なアプローチ

1つめの原因以外で押さえられない場合はこっちを疑います。

Dってコードは低音弦(6・5弦)を弾いてはいけないコードの代表で、そういった意味で結構難しいのかもしれません。

弾かないようにするために、大抵のギタリストは左手の親指などを使ってミュート(無音化)します。

そう!!

こうやって「押さえること以外の動き」が加わるのがギターの厄介なところ。
そのせいで気が散ります。
気=力と考えて下さいね。
結果、なぜかうまく鳴りません。

高音は鳴る、5・6弦も高らかに鳴る=これはダメです

5・6弦はミュート成功、高音もミュート成功=これもダメ
Fは押さえられたのにな…です。
さて、対策としてこんな方法があります。

1弦側から1つずつ押さえていく!!

ミュートしているのは低音側ですので、反対の方向から押さえていって下さい。

どの弦でつまづいているのか、はっきりします。

というか、大抵の人は1つずつ押さえると案外鳴ります。笑
(だってFは出来るんですもん。)

3、精神的なアプローチ

上の2つとも当てはまらない場合もあって、「もうコードとか飽きちゃった」という場合です。
じゃあ、他の練習しますか!!
と僕が気合を入れてもなかなか…という時も。
こうなったら、ギター弾くの一旦やめます。

「ギター教室なのに??」

と思われるかもですが、レッスンでは上手くなることだけを目標にはしていません。
(もちろん、そういう方針のスクールもあります)

音楽への親しみ方をレッスンして、忙しい実生活での豊かさに繋がってくれれば、新しい世界観への扉を開くきっかけになるかも。

とか(勝手に)思っているのです。

なのでリラックスも必要だと思い、レッスン中はいきなり雑談に入ったりもします。

でも、ただただ脱力しているのではなく。
何気な~い話の中から生徒さんの個性を音楽へ、いかに還元できるのかを考えてこれからのレッスンに盛り込んでいくのです。

うん。

長くなりましたが、要はリラックスです。
飽きたら視点を変える。
煮詰まったら無理に進めない。

こんな感じですかね。

なんだか講師やらせてもらって、僕自身が一番ギター上達している気がするなぁ…。笑

よし、教材作ろう。